これを知っておけば博識な人といわれる?掛軸のオークションについて詳しく解説
掛軸の価値は自分ではよくわからないと言うことも多く、特に自分の家に古くから伝わるものなどはその作者や所在などが不明確と言うことも少なくありません。
このような場合にはオークションに出すことで様々な知識を持った人たちがその価値を正当に評価し入札を行ってくれるので、非常に便利なものとなっています。
掛軸は、多くの家で古くから様々なところに飾ってあることが少なくありません。
そのためあまり高額なものではないと認識していることも多いのですが、オークションではその正当な価値を多くの人に評価してもらえるため非常に便利です。
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これを知っておけば博識な人といわれる?掛軸のオークションについて詳しく解説
- 掛軸をオークションに出す前に作者と時代を調べておこう
- 掛軸をオークションに出すメリットは高値で購入する買い手への仲介役になるということ
- 掛軸をオークションに出すと手数料が高額になる可能性もあるので注意が必要
- 掛軸をインターネットオークションに出す場合は手間もかからず買い手を見つけることが可能
- 掛軸をオークションに出す前に作者を特定できる落款と著名があるかを調べてみよう
- 掛軸の価格は入手時期や経緯も影響するのでオークションに出す際には確認すること
- 掛軸を出品するためによいオークション代理店を選ぶには実績や口コミを見る
- オークションに出す場合中国掛軸だと日本の掛軸より高価で取引される可能性がある
- オークションで人気のあるジャンルの掛軸とは?
- 掛軸の保存状態が悪くても有名な作家の作品であればオークションで高値で取引される
- 掛軸をオークションで高値で取引してもらうためにはずっとしまい込んでおかないこと
- 掛軸のオークションの相場はその時の人気と保存状態で決まる
- 掛軸をオークションに出すメリットはすぐに金銭にすることができるということ
- 掛軸をオークションに出す場合は付属品があれば一緒に出品することが大事
掛軸をオークションに出す前に作者と時代を調べておこう
掛軸をオークションに出す前には、その作者や制作時代をしっかりと調査することが重要です。
美術的な希少価値や歴史的な背景があり、これらの情報が評価に大きく影響を及ぼすからです。
まず作者を調べることは、その作品の評価にとって欠かせません。
著名な画家や書家による作品は、高い評価や人気を得る可能性が高くなります。
作者の経歴や作風を調査し、その作品が本物かどうかを確認することが大切です。
偽作や模倣品は信頼性を損なうだけでなく、落札者にも被害を及ぼす可能性があります。
次に制作時代を確認することも重要です。
掛軸の制作年代は、その価値を左右する要素の一つです。
特定の時代の芸術や文化に密接に関連している場合、歴史的な背景からも価値が上昇することがあります。
年代が古いほど希少性が高まる場合もあります。
適切な時代を特定するためには、専門家やアンティークの知識を活用することが重要です。
調査を怠らずに、掛軸の詳細な情報を収集することで、成功確率が高まります。
高い評価を受ける有名な作者による作品や、歴史的な価値を持つ作品は、愛好家やコレクターの注目を集めることでしょう。
また、誠実な取引を心掛けることで、信頼性のあるオークション取引を実現することができます。
掛軸をオークションに出すメリットは高値で購入する買い手への仲介役になるということ
掛軸をせりに出すことには、高値で購入する買い手への間に入る人としてのメリットが存在します。
このプロセスでは、出品者と買い手の間に入って、双方の要望や価値を調整し鑑定されたものを適切な価格で取引する役割が果たされます。
出品者としてのメリットは、専門的な知識やネットワークを持つせり師や業者を通じて購入希望者に提案することができる点です。
せりに出すことで、広く買い手を募ることが可能であり、競りのプロセスを通じて高値での取引が期待できます。
せり師や仲介業者が掛軸の歴史や価値を適切に伝えることで、購入者にとっても購入の自信が増し、価値あるアイテムを手に入れる喜びを感じることができます。
一方購入者のメリットは、専門家のアドバイスや調査に基づいた信頼性のある情報を得ることができる点です。
せり師や仲介業者は掛軸の歴史や価値を正確に評価し、適切な価格設定を行うため、購入者は適切な判断を下すことができます。
競りのプロセスに参加することで、他の買い手との競争が掛軸をより価値あるものにする可能性があります。
オークションに出すことによって、出品者と買い手の双方がメリットを享受することができます。
掛軸をオークションに出すと手数料が高額になる可能性もあるので注意が必要
骨董品の中でも、掛軸の人気は高く、高値で売るためにオークションへの出品を検討する方もいます。
確かに、買取店で提示された金額よりも高値で売れる可能性がありますが、手数料を計算に入れる必要があります。
骨董品の知識がない素人でも、オークション会場の専門スタッフにサポートしてもらいながら出品することが可能です。
専門スタッフが鑑定して価格設定するなど、サポートが充実していますが、手数料がかかります。
掛軸を出品して売れたとしても高額の費用で損をする可能性があります。
骨董品の専門知識がない方は、無料で査定を行う買取店に売ることでトラブルを避ける事ができます。
また。
代理出品を依頼できる専門店を見つける方法があり、事前に売れた時に支払う報酬を確認しましょう。
買取額よりも低かったり、売れなかった場合の報酬支払いはないため、損をする心配がないです。
出品後に売れなかったとしても、提示された買取額で売却することができます。
掛軸をインターネットオークションに出す場合は手間もかからず買い手を見つけることが可能
掛軸は価値があってもそれを理解する人でなければ、高くかってもらうことができません。
実用性のあるものではなく、不要な人にとってガラクタでしかありませんから、価値があってもそれを理解する買い手が必要となります。
しかし、掛軸の価値を理解する人、それを欲している人を探すというのは大変なものです。
そのような時に便利なのがインターネットオークションで、これを利用すれば手間もかからずに買い手を見つけることができ非常に便利です。
ネットの世界であれば日本中だけでなく、世界中から閲覧をすることができますから、掛軸のようなものでも簡単に買い手が見つかります。
買いたいという人を簡単に見つけることができるばかりか、多人数に見てもらえることによって価格がせり上がる利点もあります。
身近に欲しいという方がいても、他にライバルがいなければ安く買い叩かれてしまいますし、相手の予算によっては高く買ってもらえないこともあります。
インターネットオークションでは、不特定多数の需要を取り込むので買い手がすぐ見つかるだけでなく、高く売れるというわけです。
掛軸をオークションに出す前に作者を特定できる落款と著名があるかを調べてみよう
美術品の掛軸をオークションに出す前に、作者を特定できる落款と著名が存在するかを調べることは、重要なステップと言えるでしょう。
これによって、美術品の起源や歴史的な価値が明らかになり、競りのプロセスでの信頼性と評価が高まる可能性があります。
有名なあるいは無名な掛軸には作者や制作年、制作地などを示す落款(らくかん)が付されていることがあります。
これは芸術家自身が作品に署名や印を押すことで、制作者を特定する手がかりとなるものです。
落款は美術品の価値を左右する要素であり、正確な情報を得ることで、品の出自や歴史的背景がより明らかになるでしょう。
骨董品の作者が著名な場合、その美術品は一層の価値があるとされます。
著名な芸術家の作品は、その芸術性や歴史的な位置付けによって、愛好家やコレクターたちの注目を集めることが多いです。
著名な芸術家の作品は市場価値が高いことがあり、せりに出す際には競りが活発になることが予想されます。
掛軸の価格は入手時期や経緯も影響するのでオークションに出す際には確認すること
掛軸は一般的な商品とは異なり、市場に共通する定価が存在しません。
したがって、価格を調べたいなら、専用のサイトなどで相場を調べることになります。
しかし、同じタイプの作品だからといって、同程度の値段で売れると決めつけるのは間違いです。
実際は入手した時期や経路の影響も受けるため、オークションへの出品前に確認しましょう。
たとえば、時期が遅いと大量に出回った量産品だと思われかねません。
普通の骨董品店で買ったものだと希少価値は低くなりやすいです。
このような要素も重要であるため、掛軸を譲り受けたものなら問い合わせた方が安心です。
掛軸をくれた人物に連絡して、時期や経路について教えてもらいましょう。
そうしないとオークションの担当者に質問されたとき、うまく答えられず不信感を与えてしまいます。
出品者のマナーとして正しい情報を開示する義務があります。
分からないからといってでまかせを言うとペナルティが生じる場合もあるので注意が必要です。
掛軸を出品するためによいオークション代理店を選ぶには実績や口コミを見る
使用していない掛軸があるのでオークションに出してお金に換えようと考えている方が少なくないと思われます。
有名な作家の作品であれば高い値が付くことが多いので、いつまでも所有しているのは勿体ないです。
保存状態が多少悪かったとしても、人気がある掛軸であれば評価してもらえるので問題ありません。
オークションの代理店は様々なところがあるので、しっかりリサーチしてから決めることが求められます。
どこも同じだと考えて適当に決めてしまうと後悔することになる可能性が高いです。
実績の有無は必ず確認するべきポイントです。
実績が多いということは多くの人から選ばれていることを意味するので安心感があります。
また、実際に利用した人の口コミは参考になることが多いです。
面倒な手続きなどのサポートをしてくれたり、どのくらいの価格で売却できたのかなど知っておくべきことが多く得られます。
情報収集の一つの方法として口コミはかなり役立ちます。
オークションに出す場合中国掛軸だと日本の掛軸より高価で取引される可能性がある
掛軸の査定額は、その状態や作者の知名度などによって異なります。
しかし、その状態や作者の価値などはプロの鑑定人でなければ判断できません。
ましてや、日本製ではなく海外製ならその専門家を探すだけでも苦労するのでオークションに出すことさえ躊躇する人も多いのではないでしょうか。
実は、中国掛軸は、日本の掛軸と比べて高価で取引される可能性があるのです。
中国製には、日本製にはない独特の魅力があります。
例えば、日本製よりも色彩が鮮やかで筆致が力強く表現されているものも多いのです。
日本製にはない歴史や文化が込められているため多くのコレクターから注目されています。
もっとも、出品する際いくつか注意が必要です。
汚れや破れがある場合は修復してから集札に出すことが賢明です。
また、その付属品を確認してください。
箱や証明書が付属している場合があり、付属品があるとその価値が高くなります。
こうしたポイントに注意して積極的にオークションに出品してみてはいかがでしょうか。
オークションで人気のあるジャンルの掛軸とは?
掛軸とは、書や絵画などの作品を縦長に巻き軸に巻き付けて表装したものをいいます。
多くの場合水墨画で、日本では仏教の礼拝の道具として使われるようになった後に室内装飾にも使われるようになりました。
掛軸には、仏教画や風景画や花鳥画や人物画、書画などの種類があり、仏教に深い関心を持つ人や日本文化に興味を持つ人、美しい絵画や書を鑑賞したい人などが収集しています。
人気のあるジャンルは、花鳥画や山水画や人物画や仏教画、風俗画や動物画や風景画や静物画、書画や版画となっています。
いずれも日本の伝統的な絵画であり、高い芸術性と価値を備えているため、高値で取引されることが多いです。
インテリアとしても人気があり、壁に掛けることで部屋に華やかさと高級感をプラスすることができます。
そのため、インテリア目的で購入する人も多くいます。
掛軸の購入を検討している場合は、オークションをチェックしてみてください。
高品質で高価な掛軸を、お得に購入できる可能性があります。
掛軸の保存状態が悪くても有名な作家の作品であればオークションで高値で取引される
掛軸は新品で購入するをかなり高価であるため、中古で購入したいという人は多いです。
そのため引っ越しや遺品整理の際に、掛軸が出てきた場合は処分する前に買取業者に査定を依頼することをおすすめします。
しかし保存状態が悪いと、買取業者に引き取りを拒否されることも少なくはありません。
ただし、希少性の高いものや有名作家などの作品であれば、買い取ってもらうことができるでしょう。
さらに、オークションに出品するという方法もあります。
有名作家のものだということが明確であれば、高値で取引される可能性もあります。
仮に画家などのサインが入っていたとしても、それが本物であるかどうかが分かっていなければ価値が上がることはないため、一度鑑定士に査定してもらうことが重要です。
保存状態が悪いというだけで、その価値を調べずにすぐに処分してしまうことだけは避けるようにしてください。
中古市場における掛軸の需要は高いので、多少の汚れならば値段が付くこともあります。
掛軸をオークションで高値で取引してもらうためにはずっとしまい込んでおかないこと
トレーディングカードやゴールドやスニーカーや高級腕時計やブランドバッグや着物やフィギュアやゲームや毛皮や楽器やアート作品など、相場が定まっておらず意外と高値で買い取りが成立するものは世の中に沢山ありますが、古さが価値に直結する掛軸もそれに該当します。
掛軸は骨董品に分類されるケースが多く、希少価値があるものはオークションでも高値が付くことがあります。
古いことが希少価値・高価買取につながる掛軸ですが、シミや悪臭や汚れや傷や跡があり劣化が激しくコンディションが悪いと一気に価値が下がってしまいますので、ずっとしまいこんでおくのはNGです。
年月が経てば経つほど劣化していきますので、高値で取引したいなら早めに出品しましょう。
オークションに出品するよりも骨董品買取専門店や質屋で売った方が高く売れる可能性もありますので、時間的な余裕がある場合は複数のお店で査定してもらい相場と照らし合わせてみるのがおすすめです。
掛軸のオークションの相場はその時の人気と保存状態で決まる
掛軸のオークションの相場は、その時の人気と保存状態によって決まります。
日本の伝統的な美術品であり、芸術的価値や歴史的背景を持っています。
そのためコレクターや美術愛好家の間で高まることがあります。
現代の社会や美術市場において、特定の作家や時代の作品に対する関心の高まりを指します。
ある作家の作品が最近注目を浴びている場合や、特定の時代が美術展示などで話題になっている場合には、相場が上昇することがあります。
著名なコレクターが収集した作品や有名な美術館に展示されている作品も、相場に影響を与える要素となります。
保存状態も相場に大きく影響します。
長期間保存されることが多いため、保存状態が良好であることは重要な要素となります。
劣化や傷などが少ない、きれいな状態は、美術品としての魅力を高め、コレクターたちの関心を引きます。
一方で、劣化が進んでいたり、汚れや傷が目立つ掛軸は、相場が低くなる可能性があります。
これらの要素が複合的に作用して、掛軸のオークション相場が形成されます。
競売の時点では、出品される掛軸の人気や保存状態を考慮して、適切な価格帯でのスタートが決められます。
掛軸をオークションに出すメリットはすぐに金銭にすることができるということ
掛軸を買取専門店などの査定に出すのではなく、オークションへと出品するメリットとして挙げられるのはすぐに現金化できる点です。
いくら価値の高い掛軸を所有していたとしても、所望する人が現れない限りは価値が下がってしまう恐れがあります。
特に希少性の高いものであれば、なおさらその傾向は強まります。
しかしオークションの場合は、国内や世界中の人が買い手となるためその希少な希望者に巡り会える可能性も少なくありません。
そもそも購入する意志が強い人ばかりが集まるため、もし競争となればたとえ数人であっても落札価格が上昇することも期待できます。
通常の専門店に売却する場合は、査定に時間がかかったり売却する相手となるお店を吟味したりといった手間が必要です。
競売の形式の方が、現金を手にするまでの期間が短いのでそういった面では大きなメリットと言えます。
インターネットを経ているため、振込や決済も素早く行われるというのも利点です。
掛軸をオークションに出す場合は付属品があれば一緒に出品することが大事
掛軸をオークションに出す際には、付属品がある場合はそれらを一緒に出品することが重要です。
掛軸自体の価値はもちろん大切ですが、歴史や価値をより深く理解してもらう手助けになります。
例えば、作者に関する情報や制作年代、額縁の種類などがあれば、落札希望者は背後にあるストーリーや背景を知ることができます。
これにより、単なる美術品としてだけでなく、歴史的な意義や文化的な価値を感じて入札する可能性が高まります。
また、保存状態を保護するための専用のケースや箱、クリーニング用具なども同時に出品することで、落札者が長く美しい状態で楽しむことができます。
これは、掛軸を愛する人々にとって大変魅力的な要素となります。
オークションは競争の場でもあるので、他の出品物と差別化するためにも掛軸自体に加えて付属品も充実させることが賢明です。
しかし、過度な付加価値がついてしまうと、逆に入札を遠ざけてしまう可能性もあるため注意が必要です。